【ケース1】「“まずい”と言ってもらえた日」
A様、5年以上経口摂取なし。
開発段階から、試食でご協力をしていただきました。
一度目のサンプル試食時には、味・匂い共に“無い”という感想でした。
何年も経口で召し上がっておられない、気管切開をされている方は、味覚だけでなく嗅覚も衰えているという事実を知ることとなりました。
このご意見をもとに改良版では、味を極限まで濃くしました。
その結果、試食時には「まずい」とお顔を歪めて感想を仰ってくださいました。
このことが私たちにとって、どんなに嬉しいことであったか、今思い出しても感慨深いことです。
なぜなら、この「まずい」という感想は、味と匂いを感じていただけたことを意味するからです。
その後、更に改良を重ね、現在の“革命の泡”が誕生しました。
「まずい」と言われて、笑いながら泣いたあの瞬間を忘れません。


